◎昨年後半に到着した移民は主に中東やアフリカ、特にシリア、ソマリア、イエメンの移民で、その大半がフィンランドに亡命を求めている。
フィンランド政府は11日、ロシア国境の閉鎖を1ヶ月延長すると発表した。
フィンランドは先月、パスポートやビザを持たない移民がロシア側から大量流入したことを受け、最後の国境検問所を閉鎖した。
当局はロシア政府が意図的に移民を送り込んでいると非難。ロシアはこの疑惑を否定し、閉鎖を遺憾に思うと表明した。
内務省の報道官は記者会見で、「この措置は2月11日まで続く予定であり、当局はロシアによるハイブリッド攻撃が続いていると考えている」と語った。
また報道官は「検問所近くに国境が開くのを待っている人々がいる」と述べた。
昨年後半に到着した移民は主に中東やアフリカ、特にシリア、ソマリア、イエメンの移民で、その大半がフィンランドに亡命を求めている。
移民は現在、当局の決定を待つ間、国内各地の移民受け入れセンターに収容されている。
フィンランド市民はロシアの動きを昨年4月のNATO加盟の報復とみているが、専門家はロシアがこのような移民工作を行う理由は依然として不明であると指摘している。