◎爆発はカブール東部のシーア派教徒が多く暮らす地区で発生。市民少なくとも3人が死亡、4人が負傷した。
アフガニスタン・カブールでミニバンが爆発し少なくとも3人が死亡した爆弾テロについて、イスラム国(ISIS)が9日遅くに犯行声明を出した。
ISISは声明で、「カブールの刑務官の車を爆破し、10人を殺害した」と主張した。
カブール警察によると、爆発はカブール東部のシーア派教徒が多く暮らす地区で発生。市民少なくとも3人が死亡、4人が負傷した。
警察は爆弾を設置した容疑者を拘束したと報告している。
シーア派の少数民族が多く暮らす地区はISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃を何度も受けている。
IS-Kはシーア派だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。
一方、西部ヘラート州では10日、パトカーに手榴弾が投げつけられ、市民少なくとも7人が負傷した。
ヘラート州警察によると、手榴弾はパトカーに当たらず、歩道上で爆発したという。犯行声明を出した組織は確認されていない。