◎EUの執行機関である欧州委員会は今月、ガザ紛争が欧州のクリスマス・年末年始休暇におけるテロ攻撃のリスクを高めていると警告していた。
ドイツ西部、ケルン大聖堂(Getty Images)

ドイツの警察当局は27日、西部ケルンの人気観光地ケルン大聖堂で起きた脅迫事件に関連して、男を拘束したと明らかにした。

ケルン大聖堂では23日、テロの脅威が高まっているとして警察が緊急配備され、観光目的での訪問が禁じられた。

ドイツ通信社(dpa)によると、警察はイスラム過激派によるテロ攻撃の可能性があるとして、ケルン大聖堂と周辺の警備を強化したという。

連邦警察は声明で、「オランダ国境近くのアパートを24日に家宅捜索し、男5人を拘束した」と発表。その後、5人のうち4人が解放され、30歳のタジキスタン人のみ、拘束を維持しているという。

ケルン警察は25日、この男を1月7日まで拘留するよう裁判所に申請した。

ケルン警察の広報担当は地元テレビ局の取材に対し、「市民と大聖堂、そして新年の行事を守るために必要な法的措置を取る」と語った。

隣国オーストリアでもテロの脅威が高まっているとして警備が強化された。

EUの執行機関である欧州委員会は今月、ガザ紛争が欧州のクリスマス・年末年始休暇におけるテロ攻撃のリスクを高めていると警告していた。

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