◎エジプトではハマスに拘束された市民とイスラエルのパレスチナ受刑者、戦争捕虜の交換に向けた暫定的な交渉が続けられている。
イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区の中心部を空爆し、少なくとも68人が死亡した。ガザ当局者が24日、明らかにした。
AP通信は病院関係者の話しとして、「ガザ市の外れの民家などが空爆に巻き込まれ、女性12人と子供7人を含む68人が死亡した」と伝えている。
ガザを実行支配するハマスの保健当局は死者数を70人と発表。イスラエル軍はコメントを出していない。
クリスマス・イブの夜、包囲されたガザでは煙が立ちこめ、イエス・キリストの生誕地とされるヨルダン川西岸地区のベツレヘムでは祝祭が中止された。
隣国エジプトではハマスに拘束された市民とイスラエルのパレスチナ受刑者、戦争捕虜の交換に向けた暫定的な交渉が続けられている。
パレスチナ側の死者数は2万400人に達し、ガザの市民230万人の大半が避難所に身を寄せている。
イスラエル軍の死者数は地上攻撃が始まって以来154人に達し、劣勢に立たされるハマスの反撃が続いていることを示している。
ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は24日の閣議で、「ハマス壊滅には数カ月かかる」という見通しを示し、目的を達成するまで戦いは終わらないと強調した。
またネタニヤフ氏は今週行われたバイデン(Joe Biden)米大統領との電話会談に言及。「米国もハマス壊滅まで戦闘を続けるというイスラエルの目標を支持している」と述べた。