◎欧州では10月7日にガザ紛争が勃発して以来、ユダヤ人に対する嫌がらせや暴力が数千件報告されている。
2023年12月10日/ドイツ、首都ベルリン、反ユダヤ主義に抗議するデモ(Nicolas Landemard)/AP通信)

ドイツとベルギーの首都で10日、反ユダヤ主義に抗議するデモが行われ、数千人が参加した。

ブリュッセルの集会には少なくとも4000人が参加。「ベルギー人は反ユダヤ主義を許さない」「反ユダヤは人を殺す」などと書かれた横断幕が掲げられた。

欧州では10月7日にガザ紛争が勃発して以来、ユダヤ人に対する嫌がらせや暴力が数千件報告されている。パリとロンドンでもこれまでに10万人以上が反ユダヤ主義に抗議するデモに参加した。

ブリュッセルのデモを主催した団体は声明で、「イスラエルとハマスの戦闘が始まって以来、ベルギーでもユダヤ人に対する憎悪が高まっている」と述べた。

反ユダヤ主義事件が急増しているベルリンでも数千人が市内を行進した。

ドイツ通信社(dpa)は主催者の話しを引用し、「約1万人がシュプレヒコールを上げた」と伝えている。警察は参加者を約3200人と見積もっている。

ショルツ(Olaf Scholz)首相は今週、ベルリンでユダヤ教の祭り「ハヌカ」の始まりを祝う式典にドイツ首相として初めて出席した。

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