◎SNSで共有された動画にはナタと猟銃で武装した村人たちがギャングとみられるメンバーを追いかけまわすところが映っていた。
メキシコ、首都メキシコシティの警察官(Getty Images/AFP通信)

メキシコ中部の小さな集落でギャングと村人が衝突し、14人が死亡、数人が負傷し、2人が行方不明になっている。警察当局が9日、明らかにした。

それによると、銃撃戦は8日午後に発生。SNSで共有された動画にはナタと猟銃で武装した村人たちがギャングとみられるメンバーを追いかけまわすところが映っていた。

現場は首都メキシコシティの南西約130キロに位置する集落。

警察によると、死亡した14人のうち11人はギャングとみられる犯罪組織の戦闘員、3人は村人であった。警察はギャングの詳細を明らかにしなかったが、この地域はミチョアカン州に拠点を置く麻薬カルテルの支配下に置かれている。

地元メディアによると、ギャングは自動小銃で村人に襲いかかったものの、数に圧倒されたという。村人たちはギャングの遺体と車に火を放ったとされる。

AP通信は関係者の話しとして、「このギャングは以前、村人たちにショバ代を払うよう要求していた」と伝えている。

警察はこの銃撃戦で逮捕者が出たかどうかを明らかにしていない。

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