◎イラン反体制派組織「国民抵抗評議会(NCRI)」は「ムジャヒディン・ハルク」の政治部門であり、イランでテロ組織に指定されている。
ドイツ・ベルリンの警察当局は4日、イラン反体制派組織「国民抵抗評議会(NCRI)」の事務所で火災が発生し、放火の疑いがあるとして捜査を開始した。
火災は4日未明に発生。NCRIの職員が事務所の窓から炎が上がっているのに気づき消防に通報した。
職員は消火器で初期消火にあたり、消防が到着する前に消火に成功。ケガ人はいなかった。
ベルリン警察は声明で、「現場を封鎖し捜査に当たっている」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
NCRIはソーシャルメディアに声明を投稿。「ハメネイ(Ali Khamenei、イラン最高指導者)の命を受けた暗殺者が事務所に焼夷弾を投げつけた」と書き込んだ。
NCRIは反体制組織「ムジャヒディン・ハルク」の政治部門であり、イランでテロ組織に指定されている。
EUは2009年に同団体をテロ組織から除外した。