◎南ア国会は先週、在イスラエル大使館の閉鎖と国交断絶を求める動議を賛成多数で可決した。
2023年11月29日/南アフリカ、ヨハネスブルクの通り、ガザ紛争の停戦を求めるデモ(Jerome Delay/AP通信)

南アフリカ・ヨハネスブルクでイスラエル軍によるガザ侵攻に抗議する集会が開かれ、数千人がシュプレヒコールを上げた。

報道によると、ラマポーザ政権の高官数人も集会に参加し、ヨハネスブルグの街頭を行進したという。

デモ隊はネルソン・マンデラ橋を渡って市中心部の広場に向かった。

ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領を含む多くの政府高官がパレスチナに対するイスラエルの政策をアパルトヘイトと比較、糾弾している。

ラマポーザ氏は以前、イスラエルを「ジェノサイド(大量虐殺)国家」と呼び、アフリカの同盟国に「行動」を起こすよう呼びかけていた。

デモに参加した活動家はAP通信の取材に対し、「イスラエル製品のボイコットを進め、パレスチナ人への支援を拡大し、あの狂ったテロ国家を国際社会から完全に孤立させる必要がある」と語った。

SNSにも似たようなコメントが多数投稿されている。あるX(旧ツイッター)ユーザーは、「行動を起こさない国はジェノサイドを容認したことになる」と書き込み、米政府にイスラエル支援を打ち切るよう求めた。

デモの主催は群集に、「世界中で、数億人がノーと言っている」と語った。「南アフリカはイスラエルと国交を断絶し、イスラエルが倒れるまで孤立させ、パレスチナ人民を完全に支持しなければなりません...」

南ア国会は先週、在イスラエル大使館の閉鎖と国交断絶を求める動議を賛成多数で可決した。

ラマポーザ政権はイスラエルによるガザ侵攻はジェノサイドに当たるとして、国際刑事裁判所(ICC)に調査を付託。ICCに対し、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の逮捕状を発行するよう求めている。

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