◎事故は11月12日早朝に発生。作業員たちは夜間作業のシフトを終え、ヒンズー教の祭典「ディワリ」を祝うことを楽しみにしていたが、思いもよらぬ試練に直面した。
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インド北部ウッタラカンド州のトンネル崩落事故に巻き込まれた作業員41人が全員救助された。現地メディアが28日に報じた。
事故は州郊外のトンネル工事現場で今月12日に発生。救助隊はトンネル内にパイプを通して閉じ込められた作業員に空気、水、温かい食事、薬などを送っていた。
現地メディアによると、救助隊は掘削機を使ってトンネル上部の岩盤を掘り進め、内部に到達。作業員41人の無事を確認したという。
作業員の親族、地元住民、政府関係者はトンネル入り口から笑顔の作業員が出てくると喜びを爆発させ、爆竹を鳴らし、ペットボトルを空高く放り投げた。
救助隊は飲料水で乾杯し、州政府関係者と握手を交わした。
モディ(Narendra Modi)首相はSNSに声明を投稿。「厳しい試練に打ち勝った作業員および全ての関係者に感謝する。ありがとう」と書き込んだ。
現場で救助作業を見守った政府高官数人は地元メディアの取材に対し、「完全に安心した。嬉しい」と語った。
事故は12日早朝に発生。作業員たちは夜間作業のシフトを終え、ヒンズー教の祭典「ディワリ」を祝うことを楽しみにしていたが、思いもよらぬ試練に直面した。
救助作業に当たった隊員のひとりは地元メディアの取材に対し、「作業員を見つけた時、涙が出た」と語った。「そのうち何人かが私に駆け寄り、抱きついてきました」
中央政府は工事の施工者に対し、崩落事故が起きた原因を突き止めるよう要請している。