◎両国の外交関係はガザ侵攻後、急速に悪化。ラマポーザ大統領はイスラエルを「テロ国家」「戦争犯罪国家」と呼んでいる。
2022年11月18日/パレスチナ、ガザ地区のモスク(Getty-Images/AFP通信)

南アフリカの国会は21日、イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区の停戦に合意するまで在南ア・イスラエル大使館の閉鎖と国交断絶を求める動議を賛成多数で可決した。

ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領はイスラエル軍のガザ空爆と地上侵攻を「ジェノサイド(大量虐殺)」と非難している。

国会は与党・アフリカ民族会議(ANC)が提出した動議を賛成多数で可決。野党が提出した同様の動議は否決された。

イスラエル外務省は同日、南アの駐イスラエル大使を呼び戻したと発表。「南ア政府によるユダヤ人批判を受け入れることはできず、大使に帰国を命じた」と述べた。

両国の外交関係はガザ侵攻後、急速に悪化。ラマポーザ氏はイスラエルを「テロ国家」「戦争犯罪国家」と呼んでいる。

ラマポーザ政権は先週、イスラエルによるガザ侵攻はジェノサイドに当たるとして、国際刑事裁判所(ICC)に調査を付託した。

同政権はICCに対し、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の逮捕状を発行するよう求めている。

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