◎アビエイ南部の2つの集落に正体不明の武装集団が押し入り、民間人とUNISFA部隊に攻撃を仕掛けたと。
南スーダン、上ナイル州の集落(Getty-Images)

アフリカ北東部・スーダンと南スーダンの係争地アビエイで激しい戦闘があり、国連アビエイ暫定治安部隊(UNISFA)の要員を含む32人が死亡した。地元メディアが19日に報じた。

それによると、アビエイ南部の2つの集落に正体不明の武装集団が押し入り、民間人とUNISFA部隊に攻撃を仕掛けたという。

この攻撃でUNISFAに所属するガーナ兵1人を含む少なくとも32人が死亡した。

南スーダンのラジオ局は当局者の話しとして、「テロリストは女性と子供にも発砲し、32人を殺害。20人に重軽傷を負わせた」と伝えている。

南スーダン政府が3月にこの地域に軍隊を派遣して以来、民間人を巻き込む戦闘が散発的に発生しているようだ。国連はこの派遣について、「アビエイの住民に計り知れない苦しみをもたらす」と深刻な懸念を表明していた。

地元メディアによると、UNISFAと地元警察は事件が起きた2つの集落に追加要員を派遣したという。

国連安全保障理事会は先週、UNIFSAの任務を2024年11月15日まで更新することを全会一致で承認した。

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