◎両国はパレスチナ・ガザ地区で戦闘が勃発して以来、国境付近で小競り合いを続けている。
イスラエル軍のドローンがレバノン南部郊外のアルミニウム工場を空爆した。レバノン国営通信が18日に報じた。
それによると、イスラエル軍のドローンは18日未明、南部のアルミニウム工場に向けてミサイルを2発発射したという。死傷者が出たかどうか不明。
両国はパレスチナ・ガザ地区で戦闘が勃発して以来、国境付近で小競り合いを続けている。
国営メディアは「消防と救急隊がアルミニウム工場に駆け付けた」と報じたが、それ以上の情報には言及しなかった。
AP通信によると、記者とカメラマンらがアルミニウム工場に近づこうとしたものの、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員に妨害されたという。
イスラエル軍は18日付けの声明でこのドローン空爆には言及しなかったが、「同軍は現在、ヒズボラ施設への攻撃を継続している」と説明。さらなる詳細は追って発表するとした。
ヒズボラはパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスがイスラエル南部を急襲して以来、イスラエル軍と交戦状態にある。
イスラエル軍は国境沿いのレバノン領を何度も空爆・砲撃した。
ヒズボラの報道官は18日未明、「レバノン上空を飛行していたイスラエルのドローンに向けて地対空ミサイルを発射した」と主張した。
国営メディアによると、ヒズボラの戦闘員は17日、イスラエル北部の町に向けて自爆ドローンを少なくとも2機発射したとみられる。