◎ハマスは10月7日にイスラエル南部を急襲。子供を含む市民数百人を殺害し、200人以上を人質に取った。
イスラエル・エルサレムでガザ地区のイスラム組織ハマスに拘束された人質の即時解放を求めるデモ行進と集会が開かれ、数千人が参加した。
デモ隊はネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相を「無能な指導者」「ハマスのテロ攻撃を許した役立たず」などと非難し、人質解放に向けた取り組みを加速させるよう求めた。
またデモ隊は政府に対し、人質約240人の解放を最優先するよう懇願した。
地元メディアによると、今回のデモは人質解放に関連するものとしては過去最大規模になったという。
ハマスは10月7日にイスラエル南部を急襲。子供を含む市民数百人を殺害し、200人以上を人質に取った。
今回の紛争によるイスラエル側の死者数は少なくとも1200人。パレスチナ・ガザ地区では1万1500人以上が死亡している。
ネタニヤフ政権はハマスをこの星から消し去り、人質を一人残さず帰還させるという2つの目標を掲げている。
人質の家族はガザ侵攻によって家族の命が危険にさらされると恐れている。
これに対しネタニヤフ政権はハマスに対する軍事的圧力だけが一時停戦を含む取り引きを可能にし、人質の解放につながると主張している。