◎ストは15日午後10時に始まり、16日午後6時に終了する予定。
ドイツ、首都ベルリンの車両基地(Getty Images)

ドイツ鉄道(国有)は16日、鉄道運転士を代表する労働組合GDLが20時間ストライキを決行したため、ダイヤを大幅に短縮して運行した。

GDLのストは15日午後10時に始まり、16日午後6時に終了する予定。

ドイツ鉄道は長距離路線の本数を従来の2割に削減。地方路線も影響を受けたが、程度はまちまちであった。

民間企業が運行する一部の路線はストの影響を受けなかった。

ドイツ鉄道とGDLの労使交渉は始まったばかりだが、難航すると予想されている。

争点はGDLが減給なしで労働時間を週38時間から35時間に削減するよう求めていること。会社側は今のところ、これを拒否している。

GDLは会社側に対し、組合員の月給を555ユーロ(約9万1000円)引き上げ、インフレ対策として一時金を最大3000ユーロ(約49万円)支払うよう求めている。

会社は11%の昇給に相当するオファーを提示したようだ。

労使交渉は先週始まり、16日に再開される予定だったが、会社はGDLがストを強行したため、今週の再開を拒否した。

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