◎消防車10数台が消火活動にあたり、昼過ぎに消し止められた。
中国・山西省にある炭鉱会社のビルで火災が発生し、少なくとも26人が死亡、38人が負傷した。地元メディアが16日に報じた。
それによると、消防は現地時間午前6時50分頃に最初の通報を受けたという。消防車10数台が消火活動にあたり、昼過ぎに消し止められた。
ソーシャルメディアで共有された動画には4階建てビルの2階から炎が噴き出すところが映っていた。
中国中央テレビ(CCTV)によると、数人が2、3階から飛び降り、負傷したという。
亡くなった26人は全員会社の従業員と伝えられている。
CCTVは政府関係者の話しとして、「訪米中の習近平(Xi Jinping)国家主席は国内の企業および産業界に対し、火災を含む事故につながる隠れたリスクを調査するよう呼びかけた」と伝えている。
また習主席は亡くなった26人に哀悼の意を表したうえで、「国を挙げて市民の生命と財産を守る取り組みを進める」と述べた。
CCTVによると、警察当局は火災に関与したとされる会社の関係者数人を拘束したという。
火災はシャワー室から発生したと伝えられているが、詳細は不明。消防が出火原因を調べている。