◎エチオピア、ケニア、ジブチ、ソマリアの一部の移民は豊かな湾岸諸国(サウジやUAE)への移住を目指し、イエメンに渡ろうとする。
リビア沖、移民を乗せた木造船(Getty Images)

イエメン沖で移民船が転覆し、アフリカ系移民数十人が行方不明になっている。地元当局が13日、明らかにした。

それによると、事故は12日に発生。西部ホデイダ沖で移民少なくとも75人を乗せたボートが転覆したという。

イスラム教シーア派の反政府武装組織フーシ派と対峙する政府当局者はAP通信の取材に対し、「26人が救助され、少なくとも49人の行方が分かっていない」と語った。

また当局者はこのボートについて、「何らかの理由で転覆し、そのまま沈没した」と述べた。

それによると、沿岸警備隊とボランティアが捜索活動を継続しているという。

国営メディアは政府関係者の話しとして、「ボートは強風にあおられて転覆し、子供を含む乗員全員が海に投げ出された」と伝えている。

政府当局者は救助した26人の国籍を明らかにしていないが、一部のメディアは東アフリカ・ソマリアの移民と伝えている。

エチオピア、ケニア、ジブチ、ソマリアの一部の移民は豊かな湾岸諸国(サウジやUAE)への移住を目指し、イエメンに渡ろうとする。

この亡命ルートでは毎年、数千人の移民が死亡または行方不明になっている。

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