◎ロシアは2021年2月のクーデターで政権を奪取したミャンマー軍政の主要支援・武器供給国である。
2021年2月12日/ミャンマー、最大都市ヤンゴンの抗議デモ(Getty Images/AFP通信)

ミャンマーとロシアが初の合同海軍演習を開始した。ミャンマー国営放送(MRTV)が7日に報じた。

それによると、両国はこの演習を「海上安全保障演習」と呼び、ミャンマー南部沖157キロの地点で7~9日まで行う予定だという。

MRTVが報じた映像には最大都市ヤンゴンの港から出港するロシア海軍艦艇が映っていた。

演習には両国の航空機や艦艇が参加し、陸海空からの脅威に対する防衛や、その他の海上安全保障対策に重点を置いているようだ。

ロシアは2021年2月のクーデターで政権を奪取したミャンマー軍政の主要支援・武器供給国である。

ロシアは国際的な場でミャンマー軍政を擁護。軍政はロシアの外交政策を概ね支持することで恩返ししている。

ミャンマーはクーデターに反対する市民数千人を殺害して以来、西側諸国から亡国扱いされている。

この取り締まりの結果、地方に拠点を置く反対派やゲリラは武器を取り、武装抵抗運動に発展。同国は事実上の内戦状態にある。

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