◎英国人男性とその妻(南アフリカ国籍)は先月17日、新婚旅行中に殺害された。
ウガンダ軍は1日、西部のクイーン・エリザベス国立公園で先月観光客2人とツアーガイドを殺害したとされる容疑者を含む武装勢力11人を射殺したと明らかにした。
国軍の報道官によると、特殊部隊は10月31日夜、コンゴ民主共和国の国境近くにある湖で武装勢力を取り締まり、11人を射殺したという。
英国人男性とその妻(南アフリカ国籍)は先月17日、新婚旅行中に殺害された。クイーン・エリザベス国立公園を案内していたウガンダ人のツアーガイドも死亡が確認されている。
国軍と警察はその後、イスラム国(ISIS)系組織「民主同盟軍(ADF)」が犯行に関与したとして捜査を開始した。
ADFはウガンダで発足した反政府勢力。1990年代半ばからコンゴの北キブ州などに拠点を置き、民間人数千人を虐殺したと告発されている。
コンゴ・ウガンダ連合軍とADFは戦争状態にある。
ADFは今年6月、ウガンダ西部ブウェラの学校を急襲し、少なくとも42人を殺害した。
米国務省は今年3月、ADFのリーダー、ムサ・バルク(Musa Baluku)の逮捕につながる情報に最大500万ドルの報奨金を出すと発表。同省はバルクを2021年に特別指定国際テロリストに、ADFをテロ組織に指定している。