◎イスラエル軍とガザ地区のイスラム組織ハマスによる戦闘の死者は6000人を超えたとみられ、今も増え続けている。
北アフリカ・チュニジアの首都チュニスの在フランス大使館前で21日、親パレスチナ集会が開かれ、数千人が参加した。
地元メディアによると、デモ隊は駐仏大使に退去を要請したという。
イスラエル軍とガザ地区のイスラム組織ハマスによる戦闘の死者は6000人を超えたとみられ、今も増え続けている。
一部のチュニジア人はフランス政府がイスラエル軍のガザ空爆を擁護していると主張。イスラエルとの関係正常化を犯罪とする法律を施行するよう求めている。
デモに参加した女性はAFP通信の取材に対し、「私たちはイスラエル軍の空爆を決して許さない」と語った。「テロ国家による市民への空爆は戦争犯罪であり、国際社会は断固とした行動を取るべきです...」
ハマスはイスラエルに先制攻撃を仕掛け、多くの民間人を虐殺。一部の犠牲者は首や四肢を切り落とされていたとされる。
ガザの保健当局は22日、イスラエルの報復空爆とミサイル攻撃により、パレスチナ人少なくとも4741人が死亡、1万5898人が負傷したと発表した。
チュニスのデモに参加したというSNSユーザーはこう投稿している。「中東諸国はイスラエルによる大量虐殺を阻止するために一斉攻撃を仕掛けるべきだ」
米国はイランやレバノンの過激派ヒズボラなどによる紛争への介入を阻止するために、地中海に空母打撃軍を派遣している。
エジプトの現地メディアによると、ガザ地区につながるラファ検問所が22日に一時的に開通し、支援物資を積んだトラック17台がガザに入ったという。