◎男はイラク国内で複数の殺人に関与した。
イスラム国の戦闘員(Getty Images)

ドイツ連邦警察は11日、イスラム国(ISIS)の構成員とされるイラク国籍の男を逮捕したと発表した。

それによると、男は西部の都市ブッパータールで逮捕されたという。

連邦検察の担当官は声明で、「男はISISの構成員であり、戦争犯罪に関与した罪に問われている」と述べた。

警察は男の身元と認否を明らかにしていない。

ドイツ通信社(dpa)は関係者の話しとして、「男はイラク国内で複数の殺人に関与した」と伝えている。

連邦検察によると、男は2014年6月までISISに参加し、公開処罰に少なくとも2度参加。さらに、窃盗犯の手を切り落とし、重傷を負わせたこともあったという。

男は少なくとも6人の処刑に関与したとみられる。

連邦検察によると、男は他のISIS戦闘員と共謀して、情報を引き出すために捕虜を拷問したり、殴る蹴るの暴行を加えたこともあったという。

ブッパータールの地方裁判所は11日、男を裁判まで勾留するよう命じた。

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