◎ハンブルク・リューベック空港はこの脅迫メールを9日午前に確認し、現地時間午後12時40分に全ての発着を停止した。
ドイツのハンブルク・リューベック空港にイランの旅客機を爆破するという脅迫文が送りつけられ、同空港発着の便が約1時間半待機を余儀なくされた。現地メディアが9日に報じた。
ドイツ通信社(dpa)によると、同空港はこの脅迫メールを9日午前に確認し、現地時間午後12時40分に全ての発着を停止したという。
一部の到着便はハノーバーなどに迂回した。
その後、同空港はホームページに声明を掲載。「運航業務を再開したものの、場合によってさらなる遅延や欠航もあり得る」と利用者に警告した。
dpaによると、脅迫文には「テヘラン・ハンブルグ間の旅客機を爆破する」と書かれていたという。
この日、テヘランからハンブルグに向かった便には乗客198人と乗員16人が搭乗。手荷物検査などのセキュリティチェックの情報は明らかにされていない。
ドイツ空軍は9日、戦闘機をテヘラン発の便の護衛に付けたと発表。首都ベルリン東部から領空に入った時点でスクランブルをかけ、ハンブルグ空港まで一緒に飛行したという。