◎AfD(ドイツのための選択肢)は2013年に発足した極右政党で、過去の党首は過激な政策を掲げ、情報機関の監視対象になっている。
ドイツの極右政党AfD(ドイツのための選択肢)のワイデル(Alice Weidel)代表は9日、週末の州議会選で同党が議席を大幅に伸ばしたことについて、「我々は新たな次元に到達した」と語った。
AfDは2013年に発足した極右政党で、過去の党首は過激な政策を掲げ、情報機関の監視対象になっている。
AfDの創設者はユーロ通貨に反対するためにこの組織を立ち上げ、2014~15年のシリア難民危機で移民に対する批判を利用して支持を拡大。2017年に連邦議会に進出した。
AfDは主に旧共産圏の東部で勢力を伸ばしている。
最新の世論調査によると、東部の3州で来年予定されている議会選ではAfDが第一党に躍進する可能性が高いようだ。
ワイデル氏は中部ヘッセン州とバイエルン州で8日に行われた議会選について、「AfDはもはや東部だけでなく、全国の主要政党になった」と主張した。「我々は新たな次元に到達したのです...」
ショルツ(Olaf Scholz)首相率いる与党・社会民主党(SPD)、連立政権に参加する緑の党と自由民主党は厳しい戦いを余儀なくされた。
選挙管理委員会によると、AfDはヘッセン州で18.4%の得票率となり、第二党に躍進。バイエルン州でも14.6%を獲得し、過去最高を記録した。
ドイツ通信社(dpa)などが公表した最新の世論調査によると、AfDの支持率は最大野党・キリスト教民主同盟(CDU)に次ぐ約20%。SPDは3位にとどまっている。
ワイデル氏はAfDに対する他政党の批判を「非民主的」「とんでもない嫌がらせ」と呼び、国民に支持を呼びかけた。「AfDを軽蔑し、軽蔑し、軽蔑し、国の中枢から排除しようとする動きは非民主的であり、国民は決して受け入れないでしょう...」