◎事故は南部チアパス州郊外の高速道路で1日に発生。亡くなったのは全員女性で、うち1人は18歳未満とみられる。
グアテマラとの国境に近いメキシコ南部チアパス州の高速道路で貨物トラックが横転し、キューバの移民少なくとも10人が死亡、17人が重軽傷を負った。警察当局が2日、明らかにした。
それによると、事故はチアパス州郊外の高速道路で1日に発生。亡くなったのは全員女性で、うち1人は18歳未満とみられる。
運転手は現場から逃走。警察が行方を追っている。
地元のテレビ局は目撃者の話しとして、「トラックは猛スピードでカーブに入り、横転した」と伝えている。
X(旧ツイッター)で共有された動画には横転した貨物トラックと道路脇に並べられた女性の遺体が映っていた。
州警察によると、移民たちは高速道路近くのレストランでヒッチハイクしたトラックの貨物室に乗り込んだという。
メキシコでは移民絡みの交通事故が多発している。
9月30日には移民局が運行するバスが事故を起こし、エクアドル人1人が死亡、10人が負傷した。
中部プエブラ州で8月に発生したバスと貨物トラックによる衝突事故では中南米の移民少なくとも15人が死亡、36人が負傷。7月には南部の湾岸道路でホンジュラスの移民5人が死亡。2月にはプエブラ州でバスが谷底に転落し、移民17人が死亡している。