◎1つ目の竜巻は19日午後に江蘇省宿遷市で発生。家屋137戸が全壊または損壊し、5人が死亡、4人が負傷した。
中国東部・江蘇省で大きな竜巻が2つ発生し、少なくとも10人が死亡、4人が重軽傷を負った。国営メディアが20日に伝えた。
中国中央テレビ（CCTV）によると、1つ目の竜巻は19日午後に江蘇省宿遷市で発生。家屋137戸が全壊または損壊し、5人が死亡、4人が負傷したという。
同日夕方には宿遷市の南東約190キロに位置する塩城市の住宅地で2つ目の竜巻が発生し、5人が死亡した。
ソーシャルメディアで共有された映像には屋根が吹き飛ばされた建物、横倒しになった車、瓦礫に覆われた3階建てのアパートなどが映っていた。
CCTVは関係者の話しとして、「宿遷市で発生した停電は解消し、一時通行止めになった道路も復旧した」と伝えている。
中国で竜巻は珍しくなく、江蘇省ではここ数年、死者が報告されている。昨年は1人、2021年には4人が死亡している。
