◎バルト三国も数日前に同様の措置を導入し、ウクライナとの連帯を表明した。
2022年9月9日/ウクライナ、首都キーウ、ゼレンスキー大統領とポーランドのモラウィエツキ首相(Efrem Lukatsky/AP通信)

ポーランド政府は17日、EUの対ロシア制裁に基づき、ロシアで登録された自動車の入国を禁じる措置を開始した。

この対ロシア制裁により、ロシアナンバーの自動車は加盟27カ国の領内に入ることができなくなった。

ポーランド内務省の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「ロシアナンバーの自動車はポーランドに入国できない」と宣言した。

また報道官はこの措置について、「ロシアによるウクライナ侵攻に対応する制裁措置のひとつであり、ロシアのあらゆる要素が安全保障の脅威になっている」と指摘した。

バルト三国も数日前に同様の措置を導入し、ウクライナとの連帯を表明した。

ロシアのメドベージェフ(Dmitry Medvedev)安全保障会議副議長は今週、EUの執行機関である欧州委員会が発表した新たな対ロシア制裁を人種差別的と非難した。

ロシア大統領府はロシアナンバーの自動車入国禁止措置を受け、EUとの外交関係断絶もあり得ると示唆している。

ポーランドはロシアの飛び地カリーニングラード州と国境を接している。同州もロシア本土と同じ扱いとなり、ポーランドおよびリトアニアから自動車で入ることができなくなった

ポーランド政府はベラルーシとウクライナ国境の警備も強化している。EU・NATOの同盟国であるドイツ、スロバキア、チェコ、リトアニア国境の警備体制は変わっていない。

ポーランド国境警備隊によると、ロシアナンバーの自動車はいかなる理由があろうと国境検問所を通過できないという。運転手がロシア市民でなくても措置の対象となる。

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