◎ゲレロ州は複数の麻薬カルテルやギャングが縄張り争いを続ける危険な地域のひとつであり、今年も多くの検察・警察・メディア関係者が殺害されている。
メキシコ南部ゲレロ州の司法長官事務所の代表が何者かに殺害された。地元当局が12日、明らかにした。
それによると、殺害されたのは同州の検事総長を務めるエルナンデス(Fernando García Hernández)氏。州都チルパンシンゴの事務所近くで何者かに襲われたという。
AP通信は中央政府関係者の話しとして、「ゲレロ州の検事総長が殺害されたことを確認したが、詳細は捜査に支障が出るため明らかにできない」と伝えている。
ゲレロ州では数日前に州検察局の検事が殺害されたばかりである。
この地方検事は数カ月前に脅迫を受けたとして同州を離れ、最近戻ってきたところだった。
ゲレロ州は複数の麻薬カルテルやギャングが縄張り争いを続ける危険な地域のひとつであり、今年も多くの検察・警察・メディア関係者が殺害されている。
警察はエルナンデス氏殺害に関する声明を出していない。一部の地元メディアは警察と陸軍が合同で捜査に当たっていると報じている。