◎税関当局は南部アルヘシラスの港で23日、バナナ1080箱を積んだ冷蔵コンテナを捜索し、コカインを押収した。
スペイン当局がエクアドル産バナナを積んだコンテナに隠されていたコカイン約9.5トンを押収した。国家警察が25日、明らかにした。
それによると、税関当局は南部アルヘシラスの港で23日、バナナ1080箱を積んだ冷蔵コンテナを捜索し、コカインを押収したという。末端価格は数億ユーロと推定されている。
この押収量は2018年の8.4トンを上回り、過去最高を更新した。
税関当局によると、国家警察は今月、エクアドル経由でコロンビア産コカインがスペインに持ち込まれるという情報を入手し、捜査を進めていたという。
逮捕者は出ておらず、どの麻薬カルテルが関与したかも明らかになっていない。
バナナの輸出にはエクアドルに拠点を置く会社が関与しているようだ。
AP通信は関係者の話しとして、「このバナナはポルトガルの会社に引き渡される予定であった」と伝えている。