◎この少女はパキスタン人で、8月10日にロンドン南部の自宅で死亡しているのが発見された。
パキスタン警察が英ロンドンで死亡した10歳少女の父親を捜索している。現地メディアが19日に報じた。
この少女はパキスタン人で、8月10日にロンドン南部の自宅で死亡しているのが発見された。ロンドン警視庁は少女の父親、そのパートナー、息子らから話を聞きたいとしている。
司法解剖の結果、死因は特定されなかったが、少女の身体には殴られたような跡が残っていた。
ロンドン警視庁は少女の死因について、「長期間にわたって暴行を受けたことが原因である可能性がある」と述べている。
少女の家族は8月9日、ロンドンから飛行機でパキスタンの首都イスラマバードに向かった。
父親の実家はイスラマバードから135kmほど離れたパンジャブ州にある。
AP通信はパンジャブ州警察関係者の話しとして、「男は実家に戻った後、姿を消した」と伝えている。警察は男の生家がある集落を訪ねたものの、20年ほど前に出て行ったきり、戻っていないことが分かった。
ロンドン警視庁は国際刑事警察機構(ICPO)などの国際機関と協力し、パキスタン当局とも連絡を取り合って捜査を進めている。