◎自殺したのは23歳のシリア人男性。先月、シリアの首都ダマスカスで数十人が死傷した爆弾テロに関与したとされる。
2022年1月13日/レバノン、首都ベイルートの市街地(Getty Images/AFP通信/EPA通信)

レバノンの首都ベイルートでシリアの爆弾テロに関与したとされる容疑者が自殺した。レバノンの国営メディアが19日に報じた。

それによると、自殺したのは23歳のシリア人男性。先月、シリアの首都ダマスカスで数十人が死傷した爆弾テロに関与したとされる。

AP通信は関係者の話しを引用し、次のように報じている。「この男はレバノンに不法入国し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点があるベイルート南部郊外の親戚の家に滞在していた」

この男は18日夜、何者かの襲撃を受け、滞在していた7階建てビルから飛び降り、その後、搬送先の病院で息を引き取ったとされる。

男の拘束を試みた者の正体は不明。一部のメディアはこの男について、「ヒズボラの構成員でイスラム国(ISIS)とのつながりを疑われていた」と伝えている。

この男が関与したとされる爆弾テロはダマスカス郊外のイスラム教施設近くで7月28日に発生。近くに止めてあったバイクが爆発し、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。

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