◎警察は誘拐事件に関与したとされるグループの拠点を捜索し、切断遺体を発見した。
メキシコ中東部ベラクルスで少なくとも13人の凍結された切断遺体が見つかった。地元当局が14日、明らかにした。
それによると、州警察は誘拐事件に関与したとされるグループの拠点を捜索し、切断遺体を発見したという。
州検察の報道官は声明で、「殺害されたのは13人、もしくはそれ以上とみられ、警察が捜査を進めている」と述べた。
また報道官は「家宅捜索に先立ち、6人を逮捕した」と説明したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。遺体は冷凍庫に保管されていたようだ。
ベラクルス州知事室はSNSに声明を投稿。「遺体はギャング間抗争に巻き込まれた構成員のものとみられる」と述べた。
専門家によると、同国のギャングは対立する麻薬カルテルやギャングの構成員・関係者・家族を誘拐し、バラバラに切り刻んだりすることが多々あるという。
カルテルやギャングは主に犠牲者の遺体を埋葬したり、海に捨てて処分する。メキシコでは11万人以上が行方不明者としてリストアップされており、その多くがギャング間抗争に巻き込まれたとみられている。