◎事故は港湾都市トリンコマリーにある軍事基地近くで発生。練習機PT6は基地内にある空軍士官学校の滑走路を離陸してから約2分後に墜落した。
スリランカ北東部で7日、空軍の練習機が墜落し、パイロットとフライトエンジニアが死亡した。
空軍の報道官によると、事故は港湾都市トリンコマリーにある軍事基地近くで発生。練習機PT6は基地内にある空軍士官学校の滑走路を離陸してから約2分後に墜落した。
報道官は声明で、「パイロットとフライトエンジニアの遺体を収容した」と述べているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
地上で墜落に巻き込まれた人はいなかったとみられる。
空軍は事故調査委員会を立ち上げ、現場に委員を派遣。管制塔や基地で聞き取り調査を行うとしている。
スリランカ空軍は新人パイロットの訓練にPT6を使用している。トリンコマリーの軍事基地はかつてのイギリス軍基地であり、第二次世界大戦中に大日本帝国の攻撃を受けたことで知られている。
トリンコマリーは首都コロンボの東方約260kmに位置する。