◎東部ノバスコシア州南西部からハリファックス北部の海岸沿いでは23日も大雨が続く可能性がある。
カナダ東部ノバスコシア州の広い範囲で大雨が降り、少なくとも4人が行方不明になっている。地元当局が22日、明らかにした。
それによると、同州の州都ハリファックス北部で河川の氾濫と洪水が報告され、22日午前の時点で大人2人と子供2人が行方不明になっているという。
子供2人は乗っていた車が道路で立ち往生した際、流されたと伝えられている。
大人2人は低地の冠水した道路に車で突っ込み、身動きが取れなくなった後、行方不明になった。そのすぐ近くには増水した川があり、消防と警察は2人が流されたとみて捜索している。
同州知事室の報道官はSNSに声明を投稿。4人が行方不明になっていると明らかにしたうえで、市民に不要不急の外出を控え、避難指示などが出た場合は速やかに命を守る行動を取るよう呼びかけた。
カナダ放送協会(CBC)によると、ハリファックスの一部地域の24時間雨量は200mmを超え、平年1カ月分の雨量の2~3倍に達した地域もあったという。
気象台は22日、ハリファックスを含む東部の広い範囲で大雨が続き、24時間雨量が300mmを超えたところもあると発表した。
それによると、ノバスコシア州南西部からハリファックス北部の海岸沿いでは23日も大雨が続く可能性があるという。