◎18日午後の時点で41人が死亡、9人が行方不明となり、少なくとも35人が病院に搬送され、手当てを受けた。
2023年7月18日/韓国、醴泉の河川、行方不明者を探す救助隊(Kim Dong-min/Yonhap/AP通信)

韓国の中部と南部で洪水被災地の捜索・救助活動が続いている。

現地メディアによると、18日午後の時点で41人が死亡、9人が行方不明となり、少なくとも35人が病院に搬送され、手当てを受けたという。

避難所などに身を寄せている市民は1万3000人近くに上り、約2万9000世帯で停電が続いているようだ。

尹錫悦(Yoon Suk Yeol)大統領は18日の閣議で、動員可能な資源を被災地に投入し、洪水や土砂崩れで孤立した市民および行方不明者の捜索・救助、被災者の支援、復旧作業に全力を挙げるよう関係閣僚に命じた。

またユン氏は中央政府主導の復旧作業を早めるため、主要な被災地を災害特別区域に指定する予定と明らかにした。

国防省は行方不明者の捜索と被災地の復旧を後押しするため、現地に兵士1万1000人を追加派遣するとしている。

被害は中部と南部に集中している。行方不明者は南東部の慶尚北道(キョンサンプクド)と釜山市で報告されている。

慶尚北道・清州市の地下道ではバスを含む車両17台が近くを流れる河川の氾濫に巻き込まれて水没。14人が死亡した。報道によると、当局は地下道の捜索を17日夜に打ち切ったという。

陸海軍・消防・警察の合同チームは清州市と釜山市の河川などで行方不明者を捜索している。

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