◎山火事対応に当たっていた消防士が15日午後、消火活動中に死亡した。
2023年6月28日/カナダ・ケベック州で発生した山火事(Getty Images)

カナダノースウェスト準州で消火活動に当たっていた消防士が死亡した。地元当局が16日、明らかにした。

同準州政府は声明で、「山火事対応に当たっていた消防士が15日午後、消火活動中に死亡した」と述べている。

同国では現在、全土で山火事が猛威を振るっており、焼失面積の記録を更新し、北米の大気に深刻な影響を与えている。

森林局によると、今年の焼失面積は7月7日時点で2770万エーカー(約11万2100㎢、東京都面積の51倍)を超え、1989年に記録した7万5596㎢を上回り、過去最悪を更新中。

ノースウェスト準州政府は声明で、「15日午後に亡くなった消防士は今月7日に同地区郊外で発生した山火事の消火活動に当たっていた」と明らかにした。

この消防士の情報は遺族に通知・許可を得るまで明らかにしないとしている。

西部ブリティッシュコロンビア州でも今週、郊外で消火活動に当たっていた19歳の女性消防士が倒木に巻き込まれ死亡している。

この消防士は現場で連絡が途絶え、捜索の結果、延焼場所近くで発見されたという。

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