◎このジャーナリストは男性で、ヨルダン川西岸地区におけるパレスチナ当局の恣意的な逮捕を批判していた。
パレスチナの治安部隊がソーシャルメディアに批判的な書き込みをしたとされるパレスチナ人ジャーナリストを拘束した。地元の人権団体が13日、明らかにした。
それによると、このジャーナリストは男性で、ヨルダン川西岸地区におけるパレスチナ当局の恣意的な逮捕を批判していたという。
パレスチナ当局は人権団体の告発を否定し、市民を恣意的に逮捕したことはないと反論している。
この男性は地元ラジオ局のレポーターを務め、以前にもパレスチナ自治政府の恣意的な取り締まりを批判したことがあるという。
2年前には自治政府を批判する抗議デモを取材したことで警察に拘束され、暴行を受けたとされる。
人権団体はソーシャルメディアに批判的な書き込みをした人々を逮捕し、抗議デモを抑圧しようとするアッバス(Mahmoud Abbas)議長を繰り返し非難している。
パレスチナ当局はこの男性の逮捕に関するコメントを出していない。
地元メディアによると、ヨルダン川西岸地区の一部の人権団体はガザ地区を実行支配するイスラム過激派組織ハマスを支持しているという。
アッバス氏率いる自治政府はイスラエルの占領下にある西岸地区を統治している。