◎両社は受注額を明らかにしていないが、数百億ドル規模になるとみられる。
インドの格安航空会社インディゴは19日、仏エアバス社の旅客機500機を購入する契約を結んだと発表した。
両社はこの契約を絶賛し、これを「商業航空史上、最大規模の取り引き」「とんでもない事件」と呼んだ。
両者の幹部は航空・宇宙産業に焦点を当てた世界最大規模のイベントであるパリ航空ショーの初日にこの契約を発表した。
両社は受注額を明らかにしていないが、数百億ドル規模になるとみられる。
この取り引きは4カ月前に国営航空会社エア・インディアがエアバスおよび米ボーイング社と結んだ470機の購入契約を上回るものである。
エアインディアはボーイングの航空機220機、エアバスの250機を購入。ボーイングとの契約額は460億ドルにのぼる。
インドの航空各社は中産階級の旅行需要が急増していることを受け、欧米の旅客機を大量購入している。
インディゴが購入するA320は主に短距離路線で使用される。
エアバス社はインディゴとの取引について、「インドの航空業界の驚くべき成長を示している」と指摘。その規模は拡大し続けると称賛した。
エアバス社はサウジおよびモーリシャルの航空会社とも新たな受注契約を結んだと明らかにした。