◎ホンジュラスは今年3月に中国と外交関係を結び、台湾と断交した。
左:ホンジュラスのカストロ大統領 右:中国の習近平 国家主席(Getty Images)

台湾と断交した中米ホンジュラスが11日、中国・北京に大使館を開設した。中国国営メディアが報じた。

それによると、ホンジュラスのレイナ(Eduardo Reina)外相と秦剛(Qin Gang)外相が大使館の落成式に出席したという。

中国中央テレビ(CCTV)は関係者の話しとして、「ホンジュラスは在外公館の職員をさらに増やす予定」と伝えている。

中国外務省は声明で、「秦氏はレイナ外相に規模も体制も異なる国同士の友好協力という新しいモデルを確立すると約束した」と述べている。

ホンジュラスは今年3月に中国と外交関係を結び、台湾と断交。これにより、台湾と公式の外交関係を結ぶ国は13カ国となった。

シオマラ・カストロ(Xiomara Castro)大統領は9日に上海入り。外交樹立後初の訪中となった。

ホンジュラス大統領府はツイッターアカウントに声明を投稿。「カストロ大統領は中国、ブラジル、ロシア、インド、南アフリカの新興5カ国でつくる経済グループBRICSが設立した開発銀行本部を訪問し、同銀行への加盟を要請した」とツイートした。

カストロ氏は10日遅くに北京に到着したようだ。CCTVによると、カストロ氏は北京入りする前に通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」の研究所を視察したという。

カストロ氏は習近平(Xi Jinping)国家主席と会談し、両国の関係発展に向けた計画などについて協議する予定。複数の経済協定に署名するとみられる。

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