◎ヨルダン川西岸地区などで今年殺害されたパレスチナ人は120人近くに達し、その約半数が武装勢力に所属していない一般人とみられる。
2014年6月19日/ヨルダン川西岸の市場をパトロールするイスラエル兵(Majdi-Mohammed/AP通信)

パレスチナ保健省は9日、イスラエル兵がヨルダン川西岸地区の検問所でパレスチナ人男性を射殺したと発表した。

イスラエル軍によると、検問所に配備された兵士はこの男性に攻撃を受けたため、やむなく射殺したという。

事件はラマラ近郊の検問所で発生。男性は書類を兵士に手渡した直後に攻撃を仕掛け、武器を奪おうとしたようだ。

これを見た別の兵士が男性を射殺したとされる。攻撃を受けた兵士は軽傷を負った。

パレスチナ保健省は西岸地区の難民キャンプで生活する29歳のパレスチナ人男性が死亡したと報告している。それによると、遺体はイスラエル軍の施設に収容されたという。

ヨルダン川西岸地区などで今年殺害されたパレスチナ人は120人近くに達し、その約半数が武装勢力に所属していない一般人とみられる。

ユダヤ人を狙ったパレスチナ人による攻撃では少なくとも21人が死亡している。

イスラエルは1967年の第三次中東戦争でガザ地区、シナイ半島、ヨルダン川西岸地区、ゴラン高原、アルアクサ・モスクを含む東エルサレムを占領した。

パレスチナは東エルサレムを中心とする独立国家の建設を求めている。

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