◎ドイツ東部ではこの数週間雨がほとんど降っておらず、山火事のリスクが高まっている。
2023年6月5日/ドイツ、東部ブランデンブルク州郊外で発生した山火事(Fabian Sommer/ドイツ通信社/AP通信)

ドイツ当局は5日、首都ベルリン郊外の軍事施設で発生した山火事について、強風の影響で規模が2倍に拡大し、消火活動が続いていると報告した。

この火災はベルリンの南方に位置するブランデンブルク州郊外にある軍の訓練場敷地内で数日前に発生した。

消防当局は施設周辺の町や集落への延焼を防ぐべく、懸命の消火活動に当たっている。

ケガ人は報告されておらず、避難指示も今のところ出ていない。

それによると、消防と陸軍の合同チームは住宅地に続く森の一部を切り開いたという。当局は声明で、「軍事施設本体は火災の影響を受けていない」と報告した。

ドイツ通信社(dpa)によると、訓練所の方向から大きな爆発音が数回聞こえたという。

ドイツ東部ではこの数週間雨がほとんど降っておらず、山火事のリスクが高まっている。気象当局は現在、東部の広い範囲が極度の乾燥状態にあるとして、山火事の警戒レベルを上から2番目に設定している。

ブランデンブルク州の予報官によると、山間部の天候は今後数日雨となっており、山火事の警戒レベルは引き下げられる可能性があるという。

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