◎軍と警察の合同部隊は先週、この地域で行方不明になった若者7人を捜索中、袋を発見した。
メキシコの警察当局は5月31日、ハリスコ州グアダラハラ郊外の渓谷で人間の骨が入った袋を45個回収したと発表した。
当局によると、袋は渓谷の森林内で見つかり、男女の身体の一部と骨が入っていたという。
軍と警察の合同部隊が現場で袋を確認した後、ヘリで回収した。
当局はDNA鑑定による身元確認を進めるとしている。
州検察によると、軍と警察の合同部隊は先週、この地域で行方不明になった若者7人を捜索中、袋を発見したという。
合同部隊は渓谷内で人間のものと思われる骨を見つけたという通報を受け、現場を確認していた。
メキシコの失踪者は麻薬戦争が本格化した2006年以降に激増した。
麻薬カルテルやギャングは実行支配する地域に検問所を設置し、対立組織だけでなく麻薬とは無縁の一般市民や移民も誘拐する。
中央政府のデータベースによると、同国の行方不明者数は11万人を超え、ハリスコ州が約1万5000人で最も多い。また、安置所や墓には何千もの身元不明の遺体・遺骨が保管されている。