◎スペイン空軍は1983年にF18を初めて72機取得。その後、さらに数十機を追加購入した。
スペイン国防省は20日、空軍が保有する米航空宇宙機器大手ボーイングのF18戦闘機がサラゴサの空軍基地近くに墜落したと発表した。
同省はツイッターに声明を投稿。パイロットは墜落前に脱出したという。
墜落地点周辺でケガ人は確認されておらず、軍と警察による調査が行われている。
この基地は市中心部から16mほど離れた場所にある。
ソーシャルメディアで共有されたた動画には、炎に包まれたF18とみられる飛行体が地面に向かって落ちていく様子が映っていた。
空軍によると、パイロットは病院に搬送され、命に別条はないという。ケガの程度は明らかにしていない。
スペイン国営テレビによると、F18は訓練飛行中に墜落したという。
AP通信は関係者の話しとして、「墜落した戦闘機とパイロットを最初に発見したのは空軍基地のパトロール部隊」と伝えている。
それによると、パイロットは低空でパラシュートを開いたため、着陸の際、足を負傷したとみられる。パイロットはヘリで病院に搬送された。
地元警察は軍と連携して墜落の原因を調査するとしている。国営テレビによると、パイロットは管制塔に「機器が故障した」という趣旨の連絡を入れていたという。
スペイン空軍は1983年にF18を初めて72機取得。その後、さらに数十機を追加購入したようだ。