◎爆発の原因は明らかになっておらず、警察が捜査している。
イタリアのミラノ中心部で11日、医療施設に酸素ボンベを運んでいたバンが爆発した。
地元当局によると、この爆発でバンの運転手が手を負傷したものの、命に別条はないという。
国営イタリア放送協会(RAI)は消防士たちが黒煙が立ちのぼる路地に向けて放水する様子を速報で報じた。
バンは路地のど真ん中で爆発・炎上し、複数の車と建物が被害を受けた。報道によると、近くの学校を含む複数の建物の窓ガラスが割れたという。
炎は1時間ほどで鎮火したと伝えられている。
現場で対応に当たった消防の責任者は記者団に対し、「バンの運転手が炎を消そうとした際、手を負傷した」と説明した。運転手は現場で手当てを受け、市内の病院に搬送された。
爆発の原因は明らかになっておらず、警察が捜査している。車内には医療用酸素ボンベが数十本積まれていたようだ。
ミラノ市長は地元メディアに、「この事故で近くの小中学校の生徒など200~300人が避難し、ケガをした人はいなかった」と語った。