◎連盟がこの問題で会合を開いたのはこの3週間で3回目。
アラブ連盟(Arab League)は今週末、エジプトの首都カイロで緊急会合を開き、スーダンで続く軍事衝突について協議した。
連盟がこの問題で会合を開いたのはこの3週間で3回目。
スーダン軍政と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の停戦協定は全く機能せず、各国政府は外交官や自国民を退避させた。
アラブ連盟は先月16日と30日に緊急会合を開き、双方の代表団を交えて協議した。
連盟の外交官はこの紛争が数十年に渡るダルフール紛争を激化させ、近隣諸国に拡大することを恐れている。
連盟は声明の中で、「我々の最優先事項は真の解決策を見つけ、流血を止め、スーダンの人々の生活を守ることである」と述べている。
エジプト外相は今週、スーダン軍政を率いるブルハン(Abdel Fattah al-Burhan)将軍とRSFの司令官ダガロ(Mohammed Hamdan Dagalo)将軍と会談した。また同外相はケニアやジブチなど、7人のアラブ・アフリカ諸国の外相とも最近の情勢について話し合った。
スーダン保健省によると、紛争の死者数は確認できているだけで550人に達し、5000人近くが負傷した。実際の死傷者数はこれよりはるかに多いとみられる。