◎このデモは今年初めから毎週行われており、18週目に突入した。
イスラエルの首都テルアビブで6日、ネタニヤフ政権の司法制度改革に抗議するデモが行われ、数万人が参加した。
このデモは今年初めから毎週行われており、18週目に突入した。
ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は3月に法案の審議を延期すると発表したが、デモ隊は延期ではなく廃案を求めている。
デモを主催する団体はウェブサイトに声明を投稿。1カ月の休会を経て今週国会が再開されたことに触れ、「ネタニヤフ首相は速やかに法案を破棄せよ!」と主張した。
デモ隊は「独裁者には屈しない」「卑怯者」「司法を壊すな」などと書かれた横断幕を掲げて抗議した。
改正案が成立すると、議会は過半数の賛成で最高裁の判決を覆せるようになる。軍のエリート部隊、企業、対外諜報機関モサドの長官などもデモを支持し、改革案を否定した。
しかし、ネタニヤフ政権を支持する団体も各地でデモを繰り広げており、先月末には数万人がエルサレムに集結し、ネタニヤフ氏に法案を速やかに成立させるよう呼びかけた。
改正案は建国史上最悪と呼ばれる国内危機を引き起こし、世論を二分した。強硬派は改正案を強行採決し、リベラル派で構成される最高裁を打ち負かせと主張している。
与野党は危機を打開すべき協議しているようだが、何の成果も得られていないように見える。