◎ある集落では約4000世帯が避難を余儀なくされ、その多くが屋外のキャンプで支援を待っている。
ブルンジの難民キャンプ(UNICEF)

東アフリカ・ブルンジ政府は12日、コンゴ民主共和国の国境沿いで大雨による洪水が相次ぎ、数万人が避難を余儀なくされたと発表した。

地元当局によると、この地域では先週から雨が続き、複数の河川が氾濫したという。死者は報告されていない。

ある集落では約4000世帯が避難を余儀なくされ、その多くが屋外のキャンプで支援を待っている。

AP通信の取材に応じた村人は、「子供4人と路頭に迷い、途方に暮れている」と語った。この村人の住居はNGOが建てた。

地元のラジオ局によると、西部の80万人ほどが暮らす地域で大雨が続いている。この地域では毎年洪水が発生しているようだ。

国連を含む援助機関やNGOはこの地域の住民数十万人が食料不足や感染症の蔓延に直面していると警告していた。

先月には南部の地区でポリオの感染者が報告されている。同国でポリオが確認されたのは30年以上ぶりだった。

政府の統計によると、西部の洪水で移住を余儀なくされた住民はこの3年で4万人近くに達したという。

APは政府関係者の話として、「西部の難民キャンプの一部を移転させる可能性がある」と報じた。

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