◎アルプス山脈には復活祭(イースター)休暇の期間中、多くの観光客が集まる。
フランスの救助当局は10日、南東部シャモニーの南西約30kmの地点にある氷河で発生した雪崩について、新たに2人の死亡を確認したと発表した。
これで亡くなった人は山岳ガイド2人を含む6人となった。犠牲者の身元は明らかにされていない。
当局によると、雪崩は9日に発生。観光客とみられる人々が巻き込まれた。
ボンヌヴィルの警察当局は声明で、「山岳救助隊は10日早朝に捜索を再開し、遺体を発見した」と述べている。
それによると、これまでに9人が救助され、そのうち1人が医療機関に搬送されたという。残り8人にケガはなかった。
アルプス山脈には復活祭(イースター)休暇の期間中、多くの観光客が集まる。
地元のラジオ局は関係者の話として、「雪崩は幅約100mの範囲を勢いよく流れ下った」と伝えている。
フランス気象局(Meteo-France)は事故当時、この地域に雪崩警報を出していなかった。