◎陸軍の特殊部隊は5日遅く、北西部カイバル・パクトゥンクワ州の南ワジリスタン地区で夜間作戦を決行した。
パキスタン軍は6日、アフガニスタン国境付近の武装勢力の拠点を急襲し、テロリスト8人を射殺したと発表した。
軍報道官によると、陸軍の特殊部隊は5日遅く、北西部カイバル・パクトゥンクワ州の南ワジリスタン地区で夜間作戦を決行したという。
この銃撃戦で兵士1人が死亡、4人が負傷。武装勢力の拠点は壊滅し、戦闘員8人がその場で射殺された。
この武装勢力は治安部隊や民間人への攻撃に関与したとされるが、それ以上の詳細は明らかになっていない。
南ワジリスタン地区には数年前まで「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の拠点があったとされる。
軍はこの地域から武装勢力を一掃したと主張しているが、今もテロ攻撃が相次ぎ、多くの民間人や治安当局者が犠牲になっている。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPはかつて、南ワジリスタンや南西部バルチスタン州に拠点を置き、現在はアフガンの山岳地帯に潜伏している。