◎事件はテルアビブ南方にある陸軍基地近くの高速道路で4日に発生。兵士1人が重傷、もうひとりが軽傷を負い、近くの医療機関に搬送された。
イスラエル警察は4日、首都テルアビブにある陸軍基地近くでパレスチナ人がイスラエル兵2人を鋭利な刃物で刺したと発表した。
当局によると、事件はテルアビブ南方にある陸軍基地近くの高速道路で4日に発生。兵士1人が重傷、もうひとりが軽傷を負い、近くの医療機関に搬送されたという。
警察は現場にいたパレスチナ人の男を現行犯逮捕した。
地元紙タイムズ・オブ・イスラエルは警察関係者の話として、「容疑者は郊外のアラブ人が多く暮らす地区出身の20代」と報じたが、それ以上の詳細は不明。
ガザ地区を実行支配するイスラム過激派組織ハマスは攻撃を称賛したものの、事件に関与したとは明言しなかった。
イスラエル軍はヨルダン川西岸地区を中心に、パレスチナ人が生活する都市、町、難民キャンプをほぼ毎晩取り締まっている。
西岸地区のナブルスでは3日、パレスチナ人男性2人がイスラエル兵に射殺された。
今年西岸地区でイスラエルの治安当局に殺害されたパレスチナ人は4日時点で88人。東エルサレムと西岸地区で今年殺害されたイスラエル人は15人となっている。