◎土砂崩れが発生したのは首都キトの南方約220kmに位置する町。これまでに16人の死亡を確認し、16人が負傷、7人が行方不明になっている。
エクアドル政府は27日、中央部のアンデス地方で大規模な土砂崩れが発生し、少なくとも16人が死亡したと発表した。
政府の危機管理局によると、土砂崩れが発生したのは首都キトの南方約220kmに位置する町。これまでに16人の死亡を確認し、16人が負傷、7人が行方不明になっている。
同局は160戸以上の家屋が被害を受け、数百人が避難を余儀なくされたと報告している。
AP通信の取材に応じた地元当局者は、「負傷者は医療機関で治療を受けている」と語った。
危機管理局によると、現場近くでは新たな土砂崩れが発生する可能性があるため、周辺住民に避難を命じたという。
住民男性は地元テレビ局の取材に対し、「山の方から大きな音が聞こえ、地面がグラグラと揺れた直後に土が流れ込んできた」と語った。
当局は土砂崩れの幅を約150mと推定している。
被災したエリアには消防と警察が派遣され、救助・捜索活動に当たった。