◎火元や犠牲者の身元は明らかにされておらず、警察が捜査を進めている。
メキシコ当局は21日、中部モレロス州の花火工場で爆発があり、少なくとも7人が死亡、15人が負傷したと発表した。
州警察によると、爆発は州都クエルナバカ郊外の工場で20日遅くに発生したという。
州の防災当局が公開した写真には花火を製造していた鉄筋コンクリートの建物の残骸が写っていた。当局は「爆発は鉄筋を捻じ曲げるほど強力だった」と報告している。
当局によると、負傷した15人のうち1人が重体だという。
火元や犠牲者の身元は明らかにされておらず、警察が捜査を進めている。
メキシコでは宗教行事や祭りで花火をよく使う。地元メディアによると、花火製造メーカーの多くが家族経営の零細企業だという。
こうした工房では爆発事故が多発しており、死者が出ることも珍しくない。花火を製造するためには当局の許可が必要である。
メキシコシティ北方の町で2018年に発生した花火工場の爆発事故では24人が死亡した。